何のため。誰ガ為。

 

弊社の決算作業が進む中で、年度末と言えば賞与があります。

 

ここ数日、今年度から導入したキャリアチャレンジ(目標評価制度)の評価を見つつ、三次評価の最終をしております。

明日が午前が福祉、午後が物流の役員会議ですので
年度末の賞与も決定してくる感じです。

 

弊社の福祉企業は全体での従業員は100名弱
その中での正社員が2割ほどです。

年度末の場合は、正社員のみならずパート職にも一時金を支給してます。

 

というのはですね、福祉企業は国からお金をいただいて運営しているわけですが
(正確には代理受領という仕組みなので、お客様の代わりに国に請求している)
介護職員の処遇を改善するための助成金が出ているんです。

それを年度末に分配している感じです。

 

これは、会社によって違うのですが、処遇を改善するために支給された助成金を

「必ず処遇改善に使う」というルールで分配するので
弊社の場合は、社員だけではなくパートで働いてくれている方々にも支給しているのです。

 

しているのですというか、パート職の割合のほうが多すぎて
今日の話につながります。

 

キャリアチャレンジ制度での評価によってこの分配の割合が多少変わるので
今回、結構頭を悩ませているのですが、昨年度までは平等分配でした。

 

つまり、あるルールに乗っ取って、一律での分配です。

 

横並びの平等が、果たして本当に平等なのか?
という僕の疑問から評価制度を導入して横並びの平等をやめたのですが
そうすると、今度は極端な差が生まれ出したのです。

 

評価制度導入っていうのは、本当に難しいと思います。

 

でも、職員の意欲につながるようにできるかどうかが経営者の腕の見せ所だと思っています。が、腕がない僕は大丈夫だろうかと日々思っています。

 

で、今年度の評価とともに色々と確認をしていたところ
極端な差というのが、横並びのはずなのに生まれていたことに気が付いたのです。

 

 

弊社は、僕一人で立ちあげて、徐々に協力してくれる人が集まって
最初はほとんどがパートさんで構成されていました。

 

うん、一人ではここまでこれなかったと思っています。

 

パートさんたち、当時の大人たちがたくさんの知恵を与えてくださって
社会的試練も与えてくださって今の僕があります。

 

なので、当時も今も、パートで働いてくださる方々を手厚くというのが
ずーっと守ってきたものです。

 

なので、年度末のこの助成金の分配も、パートさんにもたくさん支給したいという想いでここまで来たんです。

 

が、どんな差が生まれていたのかというと
パートさんたちが働きやすい職場、優遇されるということは
その分社員にしわ寄せが行っていたっていうことに気が付きました。

 

そりゃそうです。限られた予算の中で運営しているわけですから
どこかが優遇されれば、どこかにしわ寄せがいくというのは当たり前のことです。

 

これが、しわ寄せにならない程度にして優遇されることを増やさなければいけないのですが、完全にしわ寄せになっていることに気が付きましたのです。

 

なので、大幅な仕組み改正をしているというところです。

 

差を是正するので、今度は逆に今まで優遇されていたところが
しわ寄せと考えられることもあるかもしれませんが、しっかりと適正にしていきたいと思います。

 

誰かのためにといのは、本当に難しいなと感じたここ数日でした。

 

 

偶然なんですが、そんなことを考えているときに
色々なことが起きるもんです。

 

具体的な話をすると長くなってしまうので、簡潔に書きたいのですが

 

 

あなたは何のために仕事をしていますか?

誰のために自分の時間を使っていますか?

 

という問いかけがあったという感じです。

 

 

福祉なんかをやっていると、自分の会社の中だけではなく
自治体とのからみだったり、他社との交流なんかが多いです。

 

以前にもお話しさせていただいたこともあると思いますが
サービス業とはいえ、若干というかだいぶ他業種と違うところがあります。

 

平気で見学にきますし、受け入れるのが一般的です。
同業他社が同業者の経営を見に行くんです。

まぁ、ちょっと異様なんですが、文化というんですか
そんな感じなんです。

 

レストラン同士で隠し味教えちゃいますみたいな。
それが、地域に暮らす人達のためになるからというきれいごとをつけて。

 

なので、地域の横の連携もかなり強いです。

僕はそういった活動も積極的に行っていますが
でも、やっぱり違和感はぬぐい切れません。

 

というのはですね、僕は横のつながりとか
事業所通しの橋渡しとか、協議会設立とかやっていますが

 

それって、自治体のためとか、他社のためとか思ってやっていません。

 

自分のためにやっています。

 

 

福祉業界的に言うと

協議会などで同業者が集まる

切磋琢磨して、情報交換しながら業界の質を上げる

業界の質が上がるので、利用する人も増える

利用する人の満足度も上がる

更に業界が活性化される

 

というのはわかります。

 

もちろん、そういった流れがあるかないかで
業界の質は変わります。

商工会議所があるように、同業だけでなく
地域の経営者が集まり様々な取り組みをすることで
地域を活性化する。

そういう動きも大事です。ライオンズクラブみたいな。

 

でもですね、福祉の心というか人のためだけでは続かないと思うんです。

 

やはり、自分のところが潤っていないと奉仕の心は持てません。

こういう言い方をすると

結局茂呂は金のためだけに動いているのか!

なんて思う方もいるかもしれませんが、

 

これは、内部に向けても同じです。

 

外部的に見て、地域のために相当貢献しています。

協議会の立ち上げをして、役員までやり
他事業所のためにかなりの時間を費やしています。

勉強会を企画して開催したり、交流会を開催したりと
よほどの時間を費やしています。

 

でも、自治体のためにとか他事業所のためにとか思ったことはありません。

自分のところに通うお客様のために、業界を良くしなければ
自治体を良くしなければいけないだけ。

 

そうすれば、自分のところも潤うというわけです。

 

もう少し、小さい話で行くと

誰のために仕事していますか?

 

という問いで「家族のために」と真っ先に答える方をよく拝見します。

 

が、マジっすか?と思っています。

 

もちろん、僕も家族の幸せのために真剣に仕事をしています。

でも、それって当たり前のことすぎて
真っ先にその答えが出てくるのってなんていうか、、、

 

押しつけっていうか、結局は自分を正当化しているだけに過ぎないという気がしているんです。

 

だって、家族の幸せってその先には自分の幸せがありますでしょう?

 

だったら、はっきりと、自分が幸せになるために稼ぐ努力をしています。
そうすると、家計も潤いますので全体的に幸せな家族になります。

 

となると思うんですよ。

当たり前に家族の幸せを考えられれば。

 

たまーに、旦那が家族の財布を握っていて自分だけはぜいたくな生活をしていて
妻に生活費をこれだけでやりくりしろ!みたいな腐った人間もいますが。

 

ま、そんな少数派の人は放っておくとして。

 

つまり、結局は自分のために真剣に取り組むことが
他者へのためになるんだというだと思うのです。

 

なので、僕は稼ぐということにも向き合えるようになりました。

 

と、偉そうに言っていますが、この考えにシフトチェンジするまで
僕自身も時間がかかりました。

 

やっぱり、誰かのために何かしたいし、そういう人間でありたいと思います。

 

でも、それは自分自身に力がないと出来ないことだということを
考えることが出来たから、感謝も出来るようになったんだと思います。

 

自己犠牲だけじゃ、何も生まれないってことですね。

 

 

今日の行動は、自己犠牲だけじゃないですか?

本当に自分のためになる行動を取っていますか?

やらなければいけないことを疎かにして
誰かに言われたことを無理にしていませんか?

 

たった1度の人生を他人のために使える人はそうそういません。

 

でも、自分のために、自分に真剣に向き合える人は
他人にも真剣に向き合える人だと思っています。




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