先日、発達支援協議会で「地域の発達支援力向上研修」の新しい形としてCDSが取り組んでいる新しい形の研修を試験的に足立区で実施させていただきました。

 

どうしてもあいさつさせてほしいと紹介されて(笑)
最後の〆の挨拶をさせていただくこととなりました。

 

研修内容は、40分の講師による講義を
・5分間自分で振り返り
・10分間チームとシェアし
・15分間チームで議論し
・発表する
という形。

 

一般的なこういった講義は、講師が一方的に話をするスタイルだけど
それを、すぐに振り返りを自分でして、他の人の意見を聞いて
アウトプットまでするというもの。

 

研修の内容は大成功で、是非興味を持っていただいた方は
次回の開催に参加してほしいと思ういます。

 

 

今日は、その挨拶をちゃんとした形で伝えたいと思って
発信をさせていただいています。

 

というのも、最後のあいさつの時、途中でこれまでの想いが
込み上げてきてしまって、感極まってしまったので
ごまかすように終わらせてしまったからです(笑)

 

さて、前置きはこれくらいにしておいて
というか、もったいぶるようなことでもないので
つらつらとお話しさせていただこうと思います。

 

この発達支援協議会というのは、足立区の事業所3社の社長が
足立区だけではなく、全国の知的・発達障害に関わる方の
知識、支援技術向上のために立ちあげた会です。

 

地域の発達支援力向上研修という研修を立ち上げて
CDSジャパン(全国児童発達支援協議会)の専門家の先生方と協力して
地域の支援力を向上する目的で作られました。

全国児童発達支援協議会

 

介護には国家資格があるけど、療育(発達支援)には
専門的な資格はありませんでした。

 

そもそも、障がい児というのは長い間制度の狭間にいました。

 

障害者自立支援法からは児童を除く
児童福祉法からは障がい者は除く

 

おい、、、障がい児はどうなっとんじゃ!

 

という状態がつい最近まで続いてきていたんです。

 

平成24年に法制度が改正されて
やっと、児童福祉法に入ることが出来ました。

入ることが出来たという表現が適切かわからないですけど
やっとこ、放課後等デイサービスというものが出来て
たくさんの企業が参入してきて、たくさんの事業所が出来ました。

 

 

でもね、こういう研修の時には必ず国の意見が入るわけなんだけど
必ずと言っていいほど言われるのが「質」の問題。

質の低下を必ず言われるんです。

 

僕は、くやしかった。
本当に悔しかった。

 

うるせーよ!
必死に努力してるよ!

 

がんばっている地域のみんなが否定されている気がして
本当に涙が出るほど悔しかった。苦しかった。

 

だから、何とかしようぜって
先頭きって足立区の連絡協議会を改革しようとした。
たくさんの事業所が参加してくれるようになった。

今では、草加市でも連絡協議会を立ち上げて
たくさんの地域の仲間が参加してくれるようになった。
(草加市は100%だったかな)
さらには、市も協力してくれるようになって
予算まで出してくれるようになりました。

 

特別支援学校とも協力しようと
かがやき特別支援学校連絡協議会も同時に立ちあげて
流れで今も会長をやらせていただいているけど
ここにもたくさんの事業所が参加してくれて
特別支援学校とも協力をして多くの取り組みをするようになりました。

 

送迎車が入るので、タイヤの跡がたくさんつく。
だから、それを協議会で協力して掃除をしに行ったり。
車を誘導することを持ち回りでしたり
運動会や文化祭ではPTAとも協力をして
自転車の整理をしたりもするようになっています。

 

 

やってるよ・・・
地域の子どもたちのために。
この街をよくするために、みんな必死にやってるよ・・・

 

 

だから、待ってよ。

死ぬほど悔しかった。
だから、死ぬほど勉強した。

机の上でだけ考えてるくせに・・

とか、本当に思ってた(笑)

今考えれば病んでますね。

 

どちらかというと、僕は介護業界から来ているので
保育や療育、ましてや知的・発達障害のことは素人だった。

 

だから、国が言う質の低い部類だと思う。

 

だからこそ、もっと質を上げないとと
それこそ、血を流しながら成長しようとしてきました。

 

 

僕たちの施設は放課後等デイサービスという制度が出来る前に
児童デイサービスという制度で立ちあげました。

 

足立区に初めて施設を作った時には
足立区にはたったの1つも特別支援学校の近くに施設はなかった。

 

少し離れたところにあったけど、それでもうちを含めて
たったの2つ。

 

放課後等デイサービスという制度が出来てから
これまでに、足立区には40の施設が出来た。

 

しばらくはどこもいっぱい。
今でこそ、ようやく利用する側が施設を選べるようになってきたけど
それでも、まだまだ足りないところはたくさんある。

 

これがどういうことか。

 

 

国は、儲けが出るという考えになったようだけど
全然違う。

 

 

児童は悲鳴を上げてたんだよ!

保護者は悲鳴を上げてたんだよ!

 

誰か、助けて!って悲鳴を上げてたんだ!

 

だから、施設が出来るごとにすがるように
空いているところを探したんだ!

 

やっと制度が出来て、自分たちの居場所が出来たって
涙を流して話をしてくれた保護者も少なくないです。

 

 

それをなんだ。
急激に出来たから質が低下した?

ふざけるな!

おまえら(僕も含める国民)が
今まで放置してきただけだろう!

 

やっと制度が出来て、多くの施設が出来て
やっと居場所が出来て。

 

それを否定するなよって本気で思っていたんです。

 

みんな、地域のために、こども達のためにって
必死に知らない分野に飛び込んで来てるんだよ。

 

僕の知る施設の多くは、すでに障がい児や保護者と
関わっているところです。

 

今回、新しい取り組みに参加してくれた施設もそう。

 

訪問介護をしていて、保護者からの熱い要望に応えて
全く知らない施設づくりに取り組んでるんだ。

 

保護者という当事者で、我が子の未来を考えて
居場所づくりを真剣に考えているんだ。

 

それを否定しないでほしい。

 

 

何とかしたい。

児童のために、保護者のために、地域のためにと
リスクを背負ってチャレンジしてきているんだ。

 

それを、素人が参入してきているから質が低下したって言わないでほしい。

 

僕たちが関わるこども達にも同じことを言うのか?
そういった人たちは、自分のこども達にも同じことを言うのか?

 

何かにチャレンジしようと心を決めたこどもに
最高をいきなり求めるのか?

 

努力することを教え、チャレンジする心を作り
結果、目的は達成できなかったとしても
その努力したことを認めてあげて褒めることをするんじゃないのか?

 

法制度が改正されて、たったの6年ですよ。

 

まだ、小学校で言ったら卒業も出来ていない年数しかたってないよ。

 

僕の息子は今年小学校一年生になりました。
出来ないことなんてたくさんあります。

 

お小遣いだってあげればすぐに使っちゃうし。
時間だって守れないし。
運動会のかけっこで一番をとれるかどうかなんてわからない。

ましてや、大人としてなんてことを問うことはないです。

たしかに、中には心もとない事業者もありました。
不正をしてもらうだけもらってとんずらみたいな。

税金で賄われている事業だから、決めるのは個人じゃない。

でもさ、それだけを見てたら本質を見失ってしまうんじゃないか?

 

警察官が不正を起こしたというニュースが流れると
全警察官が悪いとなるか?

食中毒のニュースを聞いたら
全飲食店が悪いとなって外食をやめるか?

 

児童や保護者があげた悲鳴を受け止めて
必死にやってんだよ。
もっともっと良くしたいって、血と汗と涙を流してるんだよ。

 

だから待ってよ。

 

 

とはいっても、ある一定以上の水準は必要だと思ってます。

包丁も握れない寿司職人がすし屋を開いたら
お客様は不幸になるだけです。

屁理屈を言えば、それでも自動化すれば
美味しい寿司を作ることもできる。

100円寿司に寿司職人がいるかと言われれば、いない。
アルバイトでもおいしい寿司を作ることが出来る。

 

でもそれは、すし屋の話ではなく仕組みの話。

 

じゃあ、仕組みも考えられない人が100円寿司を開店したら?

という、水掛け論になるのでここでは控えさせていただく。

 

 

だから、最低限の質というのはある。
でも、最高を最初から求めたら、そもそも最高ってなんだよという話なんです。

 

一流の寿司職人もさらに上を目指して日々努力をしていると思います。

 

それと同じだと思うんです。

 

だからこそ、地域の発達支援力向上研修という専門研修を作って
全国に広めようとしているんです。

 

 

さらに言うと、そういうことを言うと
放課後等デイサービスは儲けすぎだという話が出てくる。

 

稼ぎすぎだならまだしも、儲けすぎだと言われる。

 

稼ぐと儲けるの違いを考えているのか?

まぁ、それは置いておいて。

 

仮に、稼げる事業だとして何が悪いんだろうか?

そういう単一的な意見を国民はどうとらえるだろうか。

 

一部の心もとないという話と同じで
実は、ふたを開けてみると全然違う話。

でも、そういう伝え方をしたらどう思うだろうと考えてほしい。

例えば、

〇〇氏は犯罪者

という、ちょっと強い発信をするとしよう。

でも、中身は

〇〇氏はお金に困っていて、いつも強盗をしてでもお金が欲しいと言っている。
だから、このままでは犯罪者になる可能性もある

 

ということかもしれない。

 

それを、はなから犯罪者と感じてしまうんじゃないだろうか。
※例が悪い・・・誰かアドバイスを。

でも、この発信があったら〇〇氏の人生は崩壊する。

 

例えば、ZOZOの前澤さんとか今ものすごい叩かれているけど
日本は成功者の足を引っ張るのが好き。

 

儲かっているように見せているからだと思うけど
それって嫉妬たっぷりなだけで読者が喜ぶから書いている記者がいるだけ。

 

どれだけZOZOが納税してくれていて、社会に貢献してくれているのか。

 

特に、僕たちの業界のような税金を投入する事業は
こういった人(稼ぐ能力がある人)を失うことを恐れたほうがいいはずなのに。

 

もしかしたら、ざまあみろ的なことを思っている人もいるかもしれない。

 

青汁王子の三崎さんとか(面識はないですが。もちろん前澤さんとも面識はないですが。)
どれだけ納税していたんだろうか。

 

2億円の納税のために数千億円のこれからの納税を日本は失ったことになる。
きっと、戻ってきたら海外へ出てしまうでしょう。

 

これで損しているのは、僕たちですよ。
一般の国民ですよ。

 

面識がないので事実も何も知らない。
でも、事実としてわかるのは、そうやって稼ぐ能力がある人が
日本にどんどん納税をしてくれて、この国が成り立っているということ。

 

福祉業界も同じですよ。
税金から売り上げはたつのだけど、

すし屋でいえば、そこから最高の寿司を握るために
日々切磋琢磨して、最高の寿司を研究してくれる人が稼いでいて

最高の仕組みを作ろうと、日々切磋琢磨してくれている100円寿司の
人たちが稼いでいるからこそ、納税してくれているんです。

 

そういった会社をつぶすことに何の意味があるんだろうと思う。

 

三崎さん、もしも日本の障がい児のためにと考えてくれたら
本当にうれしい。是非、会いたいと思う。(もちろん面識がないので会うすべはないですが)

 

もっというと、この発達支援協議会も足立区の3社の社長が
私財をなげうって立ちあげています。
公費なんて使っていないし、会社のお金も使ってないです。

 

なんとか、俺だど素人でも努力して、必死に努力して
この街を良くしてくれる人たちのために何かしたい。

 

知的・発達障害に関わる専門的な資格がないのなら
それを作ってあげたい。自分たちもそうでありたい。

 

そう思って、私財を使って立ちあげているんです。

 

決して、楽に設けたお金なんかじゃなくて
生活費切り詰めて出したお金ですよ。

 

平成30年に報酬改定があって、儲からなくなったなんて言われいてるし
それでやめていった会社ももちろんあります。

 

でも、そんな一部を見ないでほしいし
その中でどうしていくのかを、もっともっと考えなければいけないと思っています。
ですし、考えてほしいと思っています。

 

日本をよくするために、地域をよくするために
児童のために、保護者のために

ゴールはないけど、最高は常に更新されていくけど
もっともっと、努力して研修を開催していきたいと思います。

 

 

今回の新しい取り組みには、7施設から21名もの参加者が
参加してくれました。

本当にうれしかったです。
参加出来たこともうれしかったし、集まってくれたこともうれしかった。

なので、感極まってしまったわけです(笑)

努力にゴールはないけど、いつかその努力したこと
一歩踏み出したことが人生の醍醐味になる。

努力したから成功するなんてことは言えません。

でも、努力しなかったことは後悔すると思う。

だから、これからも一緒に努力していきましょう。

参加してくれてありがとうございました。




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