まず、トレードで負ける人はどんな人なのか?という話をします。
- 直感に依存した取引
- 忍耐を欠いて行ったエントリー
- 損切り価格が決まっていない
- トレンドを無視した取引
- 過剰なレバレッジを使ったトレード
- メンタル面のコントロールができない
1.直感に依存した取引
直感に頼ったトレードは失敗の要因となります。なぜなら、直感に頼ることはギャンブルに近いトレードと同様であるためです。感情によって影響を受けやすい直感的な判断は、仮に成功しても将来の取引に生かすことが難しいです。
2.忍耐を欠いて行ったエントリー
エントリータイミングを早まることなく、忍耐強く待つことは、チャートパターンやテクニカル指標を活用する際に非常に重要です。形が完成されるまでじっと耐えることにより、チャート分析が最大限の効果を発揮します。相場分析の軽視は、余計なトレードを誘発し、それに伴う損失を増加させる結果となります。したがって、チャート分析を行う際には、理論通りの形が明確になるまで忍耐強く待つことが不可欠です。
3.損切り価格が決まっていない
損切りのルールが曖昧だと、損失は拡大しやすく、利益を上げることが難しくなります。人間は、勝つ時よりも負ける時の感情が強いというプロスペクト理論に影響を受けます。たとえば、10万円の含み損がある場合、損を避ける衝動が高まり、「いつか利益が出るだろう」という根拠のない感情が勝ることで、結果的に損失が大きく膨らむ可能性があります。
大丈夫、このラインまで行ったら反転する…なんて思ってると確実に損しますよ。
4.トレンドを無視した取引
FX取引において、相場の流れ、つまりトレンドに逆らうことは賢明ではありません。大きな流れに逆行することで、利益が少なくなるばかりか、逆に大きな損失を被る可能性が高まるからです。特に初心者の方には、トレンドに合わせて取引する順張りのスタンスをおすすめします。トレードを行う際には、まず相場のトレンドを確認し、その後に冷静な判断を行うよう心がけましょう。
5.過剰なレバレッジを使ったトレード
高いレバレッジを無理にかける取引は、絶対に避けるべきです。その理由は、以下の2つのリスクが存在するためです。
- 負けた際の損失が膨大になる可能性
- 取引中に感情的に動揺しやすいこと
勝利時の利益は増大しますが、同様に負けた際の損失も大幅に拡大する可能性があります。さらに、高い取引量ではプロスペクト理論が作用し、損切りが難しく、結果的に損失を増大させるリスクがあります。
FXで成功するためには、長期的な展望を持ち、リスクを最小限に抑えることが不可欠です。
間違っても、全財産をかけて一か八か、なんてロットで勝負しないでください。そんな状況では冷静にチャートは見れません。
6.メンタル面のコントロールができない
メンタルが安定していない状態では、損失を被る可能性が高まります。その理由は、ストレスが増加すると感情的になりやすいためです。FX取引は、感情をコントロールしながら臨む必要があり、そのためにはメンタルの状態が大きな役割を果たします。
FXは、言うなればメンタルとの駆け引きであり、感情を適切に管理しながら取り組むことが極めて重要です。アルコール摂取やストレスの影響下では、感情的な反応が増える可能性があるため、そのような状態での取引には十分注意が必要です。
特にメンタルは重要になってきますので別記事を書こうと思います。